きなこ

アンティーク着物・雑貨・古本
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妙なる色合わせ

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ひとつ前にアップしたコーディネートのお着物。
鶯色の表地に、八掛はこんなに鮮やかな橙色!妙なる色合わせです。
歩いていて上前が翻ったとき、はっとするほど素敵です。
日本人の美意識は素晴らしい。
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秋のお洒落

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季節は移り変わります。
近頃は、秋らしい、こっくり深みのある色合いの、お着物や帯に目を惹かれます。
やや渋みを帯びた鶯色地に、菊の花柄のアンティーク錦紗縮緬着物。
落ち着いた地色に、菊の花びらの橙色が映えますね。
色味も、生地の柔らかな風合いも、長い袂も、シックでエレガントな雰囲気のお着物。
写真だと分かりづらいけれど、細かなラメの糸で格子柄になっています。
昔の着物って、こういうところが、なんとも素敵でたまらない!
江戸紫色の細かい細かい絞り染めアンティーク名古屋帯を合わせてみました。
手絞りの小さな粒々。絞りの帯っていいですね。
無地感覚でとても合わせやすいし、なんとなく昔風になるというか、おっとりしたコーディネートになるので、絞りの帯が大好きです。
帯揚げにちょこっと赤味をさして、ビーズのバッグと更紗の鼻緒の下駄で、秋のお洒落を。
半襟はたっぷり菊の花の刺繍が入った、アンティークを合わせたいな〜。
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華やかな紅型染め

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華やかな現代物の紅型染め小紋着物。
一見、派手に見えるけれど、帯も合わせやすく、いろんな色が使われていますから、その中から帯の色を選べば良いのでコーディネートが楽しめます。
こんなにカラフルなお洋服だったら、なかなか手が出せないかもしれません。お着物ならではですよね〜。
生地は地紋の入った綸子なので、お召しになると程よい艶感があって、とても綺麗ですよ。
状態綺麗で、サイズもたっぷり。
黒白の市松模様に細やかな染めのアンティーク名古屋帯を合わせてみました。
小さな染めの柄の中に、繊細な刺繍が施されています。色合いも優しく大人っぽい帯です。
こちらの帯は重宝しそうです。軽くて締めやすそう。
ビーズのバッグと桐の下駄は黒で合わせると、すっきり纏まる気がします。
襟と足袋は白ですと、お着物の華やかさが活きると思いますよ。
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今月のきなこ

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先月はお休みしてしまい、楽しみに待っていて下さったお客様には、大変申し訳ございませんでした。
今月のきなこは、9月23日(土)〜30日(土)の営業となります。
先月できなかった、ニコニコ☆フェアーも開催いたします。
お着物、帯、羽織など商品全て10パーセントオフとなります。毎回大好評の2000円コーナーもお買い得品いっぱいです。
秋のお出かけにぴったりなアンティーク着物、お洒落な紬着物など、たくさん入荷しています!
お散歩がてら、ぜひ遊びにいらしてくださいね。お待ちしています〜。
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風太、生きています

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大学病院でのセカンドオピニオンの日から、どうしたら風太が安心して過ごせるかということだけを考え、家族みんなで風太のそばに居ました。
風太はまだ生きています。
それどころか、回復しつつあります。風太の生命力に、驚き、感動しています。

大学病院で検査後、輸血もできず戻って来てから2日目、風太は自分から漢方薬入りちゅ〜るを飲みました。
同日からステロイドと抗生剤と胃薬も、ちゅ〜るに埋めて飲ませていました。
ご飯を無理に食べさせることはしませんでした。消化できずに吐いてしまうと苦しいから。
もう、風太が苦しむことはしたくなかったし、風太の好きにさせようと思ったからです。
安心して「ここにいて良いんだ」と思って欲しかったから・・・無理強いは一切しませんでした。

漢方薬は嫌がらず、飲んで30分程すると肉球がほんのりと淡いピンク色になり、呼吸も楽になるようでした。
お湯を沸かしていると自分から台所に来て、待っていましたから、風太も気付いていたと思うのです。1日に5〜6回は飲んでいました。
それでも漢方薬は魔法の薬ではありません。
骨髄の中で、自分の免疫が幹細胞を壊してしまうため、血液は造れない状態でした。溶血も、ものすごいスピードで進んでいました。
風太の体に残っているわずかな血液の寿命が尽きれば、風太の命も終わるということです。
気分が良さそうな時間もありましたが、肉球や歯茎が真っ白になり、貧血で頭がぼんやりして息も絶え絶え、今にも死んでしまいそうな時間もあり、1日の中で良い時悪い時を行ったり来たりしていました。
真っ赤なおしっこは止まらず、体の中で大切な血液が壊されていることが、目に見えて分かりました。


我が家のトラコは保護時、酷い口内炎と重度の貧血でした。
エイズが進行し、骨髄で血が作れなくなったことによる再生不良性貧血です。
余命1ヶ月〜3ヶ月、もし半年生きられたらすごい事だと言われました。それでもトラコは、漢方薬とセファランチンで2年以上経った今も生きています。
漢方薬で免疫を上げてウィルスの働きを抑え、セファランチンで造血作用を高める事で、じわじわと貧血が改善しました。
セファランチンは高い造血作用があります。副作用もほとんど無く、口内炎にも良く効くので、清志郎やペコも飲んでいます。
風太にもセファランチンを飲ませてみようか。トラコはエイズウィルス、風太は免疫の異常、原因は違うけれど同じ再生不良性貧血。
溶血を亢進させる危険がなければ、悪くない気がしました。

セファランチンについて調べていて「セファランチンの併用療法により、ステロイドが奏功した免疫介在性貧血の犬の2例」という、酪農大学病院の論文を見つけました!
免疫抑制剤に耐性がついて効かなくなる、その耐性をセファランチンが阻害して改善した例として、プレドニゾロンとセファランチンの併用で再生不良性の免疫介在性溶血性貧血が改善した犬がいる。
たったの2例、しかも犬。でも、理屈は一緒かもと思いました。

ここまで重篤な貧血の子が、輸血なしで、薬だけで持ち直す事は難しいだろう。普通に考えたらあり得ないと思う。
でも、可能性はゼロではない。
漢方薬とステロイドを飲むようになってからすぐ、セファランチンも一緒に飲ませてみました。

その後、大学病院の先生からお電話をいただきました。
先生は、風太がまだ生きている事に驚いておられました。大学病院に行ってから6日が過ぎていました。
セファランチンについてお聞きしたところ、大学病院の治験では何ら効果はないという事が、科学的に証明されていると。。。
でも、重篤な副作用が無いという事も分かっているので、飼い主さんの自己判断で使用する分には良いでしょうという事でした。
もう、風太を見送るつもりだったんです。どうしたら楽に逝かせてあげられるか、そう思っていました。
でも、お薬を飲ませることを続けたのは、風太の生命力を恃む気持ちが、私にあったからだと思うのです。
万に一つでも可能性があるのなら、やっぱりそこに、微かでも希望を持たずにはいられなかったのだと思います。


身体って、いろんな臓器が巧妙に関わりあって、血液やホルモンや色々な物が、ものすごいバランスを保ちながら命として機能していて、悪いところだけ治そうとしてもダメで・・・もうそれは、ほんとうに、神様の領域です。
それと同時に、生きているものには、心や感情というものがありますね。
身体も心も感情も、それから目に見えないエネルギーのようなもの、どれもがあって命なんだな、というようなことを感じていました。

風太がへたり込んでいると、他の子達が代わる代わる風太のそばに行き、身体を舐めてやったり、ただそばに寄り添っている。
風太は具合が悪くても、皆んなに舐めてもらって、安心して目を閉じてゴロゴロ言っていました。
そんな姿を見ていると、やっぱり私達は家族なんだと感じ、私も落ち着いた気持ちで風太のそばに居ることができました。皆んなのお陰です。

今月6日、風太はオモチャで遊びました。ほんの少しだけ。オモチャで遊んだのは16日ぶりでした。
でも、力強いキックを見て、風太は死なないかもしれないと思いました。
風太の棺にとっておいた綺麗な箱を捨てました。
9日に病院へ行って血液検査をしたところ、ヘマトクリット値・20.8 まで上がっていました!
すごい。風太、すごい!
先生からも、本当にすごい事だと言われました。
漢方薬の細かい内容とセファランチンを何mg飲ませていたか教えて欲しい、大学病院の先生にもお伝えしたいと言われました。
いま風太は、減ってしまった体重と体力を取り戻すように、ご飯をパクパク食べています。
カリカリ、柔らかい缶詰め、マグロのお刺身、大好きなちゅ〜る、ささみ、風太が美味しそうに食べてくれるのが嬉しい。
肉球がどんどん濃いピンク色になってきました。
ほんとうにギリギリのところで、お薬が効いてくれたとは思うけれど、やはり風太の生命力というより他ありません。
命ってすごい。今度も、この子達に沢山のことを教えてもらいました。
風太の病気はまだまだ油断できません。一生付き合わなければいけないと、思います。
それでも、病気を抱えながらでも、風太の命のある限りは生きるのです。私達は一緒に。
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